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2026年3月24日議事録

日時 2026 年 3 月 24 日(火)
場所 KTS別館(鹿児島シティエフエム株式会社 2F会議室)
委員総数 5名
出席委員数 3名
出席委員 南徹、中尾成昭、堤玲子
放送事業者側出席者 丸山弘樹、マリア、内村明香
番組審議 「マリアとおしゃべり時間」(毎週水曜日18:00~18:15)
2025.7.30(火)/8.13(火)/12.24(火)放送分
自社放送 なし

インフルエンサーのマリアさんを中心に、SNSとラジオ・テレビといった従来メディアの融合、若者向けコンテンツのあり方、そして現代社会の変化について多角的に議論された。マリアさんは、自身のラジオ番組「マリアとおしゃべり時間」を通じてSNSとラジオを連携させ、若い世代にメディアの魅力を伝えることを目指している。一方、放送局側は防災システム強化やAIアナウンサー導入などの技術革新を進めている。全体として、メディアの役割、技術の進化、社会構造の変化が相互に影響し合う現代の様相が浮き彫りになった。

はじめに/序論

1.マリアさん: インフルエンサーとして活動し、フレンズFMでラジオ番組「マリアとおしゃべり時間」のパーソナリティを1年間務める。SNSでの発信力とラジオを融合させ、普段ラジオを聴かない若い世代にアプローチすることを目指す。企業案件が主な収入源であるInstagramと再生数に応じて収益が発生するYouTubeのビジネスモデルの違いや、地方(特に鹿児島)ではテレビ出演がSNSフォロワー増に絶大な効果を持つことを語り、メディアミックスの重要性を強調した。

要点

1.SNSと従来メディアの融合戦略: インフルエンサーをラジオパーソナリティに起用し、SNSのフォロワーをラジオへ、ラジオリスナーをSNSへ誘導する相乗効果(メディアミックス)が、新たな視聴者層を開拓する上で極めて重要である。ラジオ放送の様子を切り抜き動画でSNSに投稿するなど、具体的な連携手法が議論された。

2.若者向けコンテンツのあり方: 現代のラジオ番組には、Z世代などの若者層にリーチするため、共感を呼ぶ親しみやすいパーソナリティが不可欠。ただし、公共の電波である以上、正しい言葉遣いやBGMとの音量バランスなど、放送の質を保つことも重要であり、そのバランスが課題となる。

3.地方におけるメディアの影響力: 特に鹿児島のような地方では、テレビ番組への出演がSNSのフォロワー数を劇的に増加させる効果があり、テレビの影響力は依然として絶大である。

4.メディアとテクノロジーの進化: AIアナウンサーの導入や、AI翻訳、ChatGPTの普及により、情報収集やコミュニケーションの方法が根本から変化している。AIを使いこなす「質問力」や、複数の情報源を比較検討するメディアリテラシーが求められる。

5.SNSマーケティングの要点: SNSで注目を集めるには、普段見せない「裏側」や、社長が登場するなどの「ギャップ」を見せることが効果的である。また、フォロワーの属性を分析し、コンテンツとの相性を考えることがビジネス成功の鍵となる。

「マリアとおしゃべり時間」番組紹介

  • ラジオ番組「マリアとおしゃべり時間」は、若い世代が親しみやすくリラックスして聞ける内容を目指している。
  • SNSとラジオの融合は自身の強みであり、インフルエンサー仲間をゲストに招くことで、普段ラジオを聞かない層にもリーチできる。
  • 鹿児島ではテレビ出演の影響力が絶大で、フォロワーが数百人単位で増える経験をしている。
  • Instagramの収益は企業からのPR案件が主。ビジネスとして成功するには、フォロワー属性(性別、年代など)を分析し、それに合ったコンテンツ(例:女性らしさとラーメンの対照的な魅力で固定概念を崩すギャップ)を発信することが不可欠である。

マリア氏のラジオ番組とインフルエンサー活動

  • マリア氏はSNS歴9年で、現在のフォロワーは2.3万人。
  • フォロワーは同世代から40代半ば、男女比は半々。意外にもラーメンや居酒屋の投稿の反応が良い。
  • 番組審議会では、マリアの番組「マリアとおしゃべり時間」について、若々しい活気を評価する声が上がった一方、パーソナリティ同士で盛り上がりすぎない配慮や、正しい言葉遣いの重要性、BGMと声の音量バランスといった改善点も指摘された。マリア自身は「リアルなわちゃわちゃ感が楽しい」というフィードバックが励みになっていると語った。

南委員長挨拶

  • 何が起こるかわからない時代だからこそ、「明日はないと思って頑張る」と同時に「命は永遠にあると思って学び続ける」ことが重要。

番組「マリアとおしゃべり時間」へのフィードバック

  • Speaker 1
    • Z世代にリーチするには、マリア氏のような共感を呼ぶパーソナリティが必要だが、公共の電波として正しい言葉遣いも重要。
    • 日本のメディアは利害関係から不都合な情報を報道しない構造的問題を抱えている。
    • 日本は既得権益により、ドローン技術やUberのような革新的サービスで世界から大きく遅れている。
    • 現代の強い組織は、上司が部下を支えるボトムアップ型の文化を持つ。
  • Speaker 2
    • 現代では、一次情報だけでなくSNSなど多様な情報源を比較し、真偽を自分で判断する「質問力」と知性が不可欠。
    • プロの技術とアマチュア的な親しみやすさを融合させるマリア氏の番組は、メディアの新しい方向性として斬新である。
    • テレビ時代の終焉後、聞き手の想像力を掻き立てるラジオが復権する可能性がある。
  • Speaker 3
    • ラジオとSNSの連携は大きな相乗効果を生む。音声で聞いた内容を後から映像で「答え合わせ」する楽しみ方を提案。
    • 年配の視点から若者のテレビ・新聞離れを実感している。
  • メディアの現状と未来(SNS・テレビ・ラジオ)
    • 地方(鹿児島)ではテレビの影響力がいまだに絶大で、番組に出演するとSNSのフォロワーが爆発的に増える。このため、SNSとテレビ等を連携させるメディアミックスが不可欠。
    • 若者の「オールドメディア」離れが指摘される一方、日本のメディアは構造的な問題を抱え、特定の情報を報道しない傾向があると批判された。
    • 人々はコンテンツの「裏側」や発信者の「ギャップ」に興味を持つため、SNSでそうした側面を見せることが視聴者の関心を引く。
    • AIやバーチャル技術の進化(例:ゲーム空間でのライブ)は、エンターテインメントの形を変え、人間の存在意義にも問いを投げかけている。